時間をかけて確認しているのに、給与計算の抜け漏れがなくならない。
「もっと時間をかければいいのかな」
「もっと注意して確認すればいいのかな」
私自身も、給与計算で同じようなことに悩んできました。
時間をかけたり、同じところを何度も確認したり、それでも間違いを減らせずに困ったことがあります。
どうすれば抜け漏れを減らせるのか調べたり、学べるところを探したりしても、自分が知りたい「実際の給与計算でどう確認すればいいのか」というところは、なかなか見つけられませんでした。
そんな経験をする中で、少しずつ考えるようになったのが、
「その確認は、何を確認するための確認なのか」
という視点でした。
何を確認するための作業なのか。
何と何が一致すれば、確認したと言えるのか。
今は給与計算のどの工程にいるのか。
私の場合は、こうしたことを考えながら取り組む中で、確認方法として機能したものがありました。
このブログでは、給与計算で実際に困った経験をもとに、確認方法や工程について考えてきたことを、具体例とともに紹介しています。
今、同じようなところで困っている方にとって、ご自身の給与計算について考える材料の一つになればうれしいです。
このブログを書いている人
私は、会社で給与計算を担当した経験が約1年、その後、社会保険労務士事務所で給与計算に6〜7年ほど携わってきました。
ただ、最初から給与計算が得意だったわけではありません。
むしろ、抜け漏れが発生するたびに、
「入力するのが早すぎるのかな」
「もっと時間をかければ間違えなくなるのかな」
「みんな印刷して確認しているから、自分も印刷して確認してみよう」
そんなことを考えながら取り組んでいました。
実際に、時間をかけて何度も確認したにもかかわらず、それまでで一番多く間違えてしまったこともあります。
その後、給与計算に繰り返し取り組む時間をいただく中で、少しずつ「確認の仕方」や「業務の工程」について考えるようになりました。
確認というのは、ただ頑張って何度も見直すだけではなく、
「何を確認しているのか」
「何と何が一致すれば確認できたと言えるのか」
「今はどの工程に取り組んでいるのか」
といったように、目的を持って取り組めるものなのだと感じるようになりました。
今でも、給与計算は金額に関わる大切な業務ですので、工程を抜かさず、必要な確認をしながら取り組むことに変わりはありません。
一方で、確認方法や工程について考えられるようになったことで、以前のように「とにかく一刻も早く給与計算に取りかからなければ」と必要以上に構えるのではなく、気持ちの面では、ほかの業務と同じように一つずつ取り組めるようになりました。
振り返ってみると、以前の私と同じように、
「時間をかけているのに抜け漏れが減らない」
「確認しているのに、なぜ間違えるのか分からない」
と困っている方は、決して珍しくないのではないかと思っています。
このブログで紹介するのは、「この方法に変えてください」という正解ではありません。
私自身が困った中で、こういう確認の仕方や考え方もあり、それによって解消できたことがあったという一つの経験です。
それが、今まさに給与計算で困っている方にとって、ご自身の確認方法や工程を考えるときの材料になればと思い、このブログを書いています。
このブログで読めること
給与計算をしていると、
「この場合は、どう計算すればいいんだろう」
「確認したはずなのに、どうして抜けてしまったんだろう」
「間違いに気づいたけれど、このあとどう対応すればいいんだろう」
など、実際に業務をしているからこそ出てくる疑問があると思います。
調べれば制度や計算方法についての情報は見つかっても、「では、自分の給与計算ではどう考えればいいのか」で迷うこともあります。
このブログでは、給与計算の制度や計算方法だけでなく、
確認の仕方、業務の工程、間違いが起きたときの考え方や対応など、実際に給与計算をするときに困りやすいことを取り上げていきます。
すべての会社や給与計算に、そのまま当てはまる一つの正解をお伝えすることはできません。
その代わり、
「こんな確認の考え方もあるのか」
「今のやり方に取り入れられるところがあるかもしれない」
「次の給与計算では、ここを確認してみよう」
と、ご自身の給与計算を見直すための材料になるような内容をお届けしていきたいと思っています。